収穫の喜びをアンティークと共に〜メルマガ掲載記事より〜

2021年9月8日

▲秋の味覚を木箱に添えて

搬送には段ボールを使うのが主流の昨今、木箱は高級なリンゴや食器など、とかく高価な贈答品のイメージが強くないでしょうか(*^^*)

レタリングが素敵なこちらの木箱。段ボールは誕生していても、まだ一般的に使われていない頃のものです。(ちなみに段ボール誕生は1856年。イギリスの紳士2人がシルクハットをかぶった時の汗を何とかしたいという思いから試行錯誤のすえ、厚紙をナミナミに折ってシルクハットの中に入れたことから始まりました。)

箱には「MAYPOLE DAIRY CO,LTD BRITISH MADE MARGARINE」と書かれています。
MAYPOLE DAIRY CO,LTD(メイポールデイリー)は、ジョージ・ワトソンが1887年に設立した乳製品メーカーです。メイポールの店の数は1915年までに985に達し、1926年に1000号店がオープンしました。

成功の秘訣は主にマーガリン人気の高まり、そしてすべての製品において大量生産でも高品質にこだわるという点でした。労働者階級に焦点を当て、主な取引は卵、お茶、練乳、バター、マーガリンの5つの製品で、1914年にはイギリスのマーガリン市場の3分の1を供給していました。マーガリンはすべてのメイポール売上の85%を占めました。
1920年代からライバル社との価格競争や戦争などの影響により経営が厳しくなり始め、1970年には全店閉鎖となりましたが、メイポールデイリーのブランド名の権利は、イギリス大手スーパーマーケットのモリソンが所有しています。

そもそも「メイポール」とは、ヨーロッパで5月(MAY)に豊作を願うお祭りで行われるダンスのことです。5mほどの柱(POLE)からたくさんのリボンが垂れ下がり、複数の女の子がそのリボンを持って軽やかに踊りながら編んでいきます。

メイポールデイリーを設立したジョージ・ワトソンは、店の名前を付ける時に何を想ったのでしょうね♪家族や町の人たちを想って豊作を願ったのか、牛の良質なお乳がたくさんできるようにという想いか、メイポールダンスを踊っていた初恋の女の子への思い出もあったかもしれませんね(*^^*)

こちらの木箱、季節の果物や野菜を入れてキッチンに置くだけで、パーフェクトですね♪

↑画像↑メイポールデイリーのマーガリンボックス イギリスアンティークインテリア雑貨 eo101039

▲収穫のマストアイテム

バスケットの歴史は紀元前からありますが、ヨーロッパにおける柳のバスケットの歴史は新しいようです。

ヨーロッパに初めて柳を持ち込んだのは,フランス人の植物学者ジョゼ フ・ピトン・トゥルヌフォーで、17世紀後半に旅先から持ち帰ったとされています。18世紀には柳のバスケットが誕生したと考えられます。

さて、こちらの横に広い形が特徴のバスケットは、フランスのブルターニュ地方の伝統技法によるものです。

柳の枝で編んであり、濃い目の茶色は柳を蒸す時間を長くして生まれた色合いです。
どんなバスケットもしっかり作られていますが、特にこちらのタイプは耐久性を重視して作られたように感じます。

なぜならこのバスケットは漁業や畑など第一産業に携わる人のためにつくられたバスケットだからです。
例えばこちらのサイズの場合は、牡蠣をひろって入れていました。もう少し横長のタイプには魚を並べて運んだり、売る時に使われていました。また、漁業だけではなく畑の収穫時にも使わられていたようです。

自然の恵みが豊かなこの地方ならではの作り方、使い方をされていたのですね♪

このようにバスケットは、その土地の風土によって材質、編み方、使用目的の違いがあり、まさに日常の暮らしの中から生まれた知恵の結晶なのです。

当時は外作業の使用目的が殆どでしたが、今では外で使う機会が減少しインテリアとして活躍するバスケット。素朴でさり気ない存在感でいてくれて、いざという時に大活躍をするバスケット。これはどんな目的でつくられたのかなぁと、想像してみるのも楽しいですね♪

↑画像↑素朴な雰囲気のパニエ(バスケット)フランスアンティークインテリア雑貨 fo191006

▲素朴な風合いが魅力のブリキ

ブリキは鉄鋼を錫で表面処理した表面処理鋼板で、その語源はオランダ語の”BLIK(ブリック)、日本語で「板金・鈑金」という意味からきているという説があります。

錫は鉄より腐食しにくいため、全面を覆うことで鉄の腐食を防ぐことができます。その性質からまず最初につくられたブリキ製品が缶詰です。

缶詰のルーツは、フランス皇帝ナポレオンが、戦線において栄養があり新鮮な食糧が必要だと考え、懸賞付きで保存方法を募集しました。最初は1804年に料理人のニコラ・アペールが考案したコルク栓での瓶詰方法が採用されました。その後1810年に、その瓶詰方法が缶詰の原理となり、ブリキ板をハンダ付けした缶詰がイギリス人の商人、ピーター・デュラントにより発明されました。

19世紀、ヴィクトリア女王時代のイギリスでは、ブリキ缶は貿易を通して重要な成長産業となり、海外で缶詰にした新鮮な食品がイギリス人の食卓を賑わせました。また缶の美しい装飾もヴィクトリア女王の時代から始まったと言われています。

1955年アメリカでポリエチレン製のバケツが初めて発売されるまで、従来バケツはブリキ製でした。いつ頃作られ始めたか定かではありませんが、前述のような背景と産業革命から19世紀にバケツを含め多くのブリキ製品が誕生したと推測できます。

こちらはワイン用のブリキのバケツです。バスケット同様にブリキ製品も収穫や加工時によく使われた大事な道具でした。

チェルシーオールドには様々なブリキ製品がございます。ドライフラワーと一緒に、ガーデニングに…ぜひお気に入りのものを探してみてくださいね♪

↑画像↑フランスアンティーク ワイン用ブリキバケツ 高さ47.5cm 雑貨

おすすめ記事

058-270-0543

営業時間:11:00 - 18:00(火・土曜定休)
店舗営業日:日・月曜日
ネットショップ営業日:月・水・木・金・日

メールでのお問い合わせ